百万ドルの夜景!必見の神戸出港
宮崎カーフェリーでの一番の見所は神戸出港だと思っています。神戸の素晴らしい夜景を眺めながら、神戸港の中心である第3突堤(さんとつ)から出港するのです。
そういう意味からも宮崎カーフェリーに片道だけ乗る旅行を計画するなら断然下り便(神戸→宮崎行き)をお勧めします。
下り便だと上りよりも航海時間が長いうえ、朝の下船時刻も8時40分なので船内でゆっくりできます。
船首のランプ閉鎖中!
隣にはジャンボフェリーの新造船「あおい」が停まっていました。「あおい」にも乗船してみたいですね。高松から来て18時45分着だそう・・・。
さすがに「あおい」から宮崎カーフェリーへの乗継は無謀かなぁ???
出港後は神戸の夜景を満喫できます!同じ神戸発でも六甲アイランドから出る「さんふらわあ」や「ふねこ」では体験できない貴重な景色です!
宮崎カーフェリーに乗船してこの景色を見ないのは勿体ない!
神戸港のシンボル、ポートタワーの赤い光が見えないと思って調べたら工事の為閉館しているようです。
ただ、季節的には寒い訳で長時間デッキに出ているのも辛いので出港後しばらくして室内に退散。と思ったらトラックドライバー専用通路で通行止め!
トラックドライバーさんには専用のレストランがあるみたいですよ。格安で美味しい特別メニューが提供されているのでしょうか・・・?
夕食はお部屋でお弁当を選択!
呑み鉄たこちゃんは今回、乗船後の夕食はお弁当を持ち込みました。
理由①夕食バイキングを食べたいのはやまやまだが、混雑が予想されること。
理由②神戸出港をデッキで眺めてからバイキングへ行くと残骸しか残っていないかも?料理やトングが清潔でないリスクが高いこと。
結果として出港後にレストランを覗いてみたら十分に空席はあり、並ばずに入れる状態で、むしろ公共の場所で持ち込みのお弁当を広げて酒盛りする人が多かったと思いました。
お部屋で着替えてまったりとお弁当を食べながらお酒を呑むのもレストランとは違った楽しさがありますから、それはそれで良かったと思います。
お部屋のテレビでは現在位置が表示されていました。地図の他社航路が古すぎてビックリなんですが・・・決して責めてる訳ではなく航路が沢山あった時代が懐かしいな!という話です。道路地図も変な感じです。
- 宿毛~佐伯(宿毛観光汽船)
- 国東~徳山(スオーナダフェリー)
- 新居浜~川之江~神戸(バンパックフェリー)
- 東予~新居浜(オレンジフェリー)
- 別府~広島(広別汽船)途中で途切れてる?
- 苅田~大阪(大洋フェリー)
この日は大阪湾から外洋に出ても穏やかな天候なのでゆっくりと眠ることができました。(荒天の場合は瀬戸内海航路の他社を利用する予定でした。)
宮崎カーフェリーは陸路なら遠いルートを便利な夜行便で結んでいますが、欠点としては太平洋に出るので揺れる場合があるという点です。
波の高さを調べるのはこちらのサイトがお勧めです。
朝食は600円で大満足なバイキング
レストランの営業は7時から。バイキングが少しでも荒れる前に行こうと早めにレストラン前に行ってみるとすでに「列」が!
並んでいる間に美しい日の出!(外で見たかった・・・泣)
並んでいる人達が多かったからか、ありがたいことに5分前に開店!
手袋を付けて料理を取ります。(お姉さんの監視あり)
味噌汁、ごはんの他にカレーもありました。
盛り付け例。行列が出来ていてお替りは無理と判断してまんがのようにご飯を盛りました。これで600円ならフェリーの中だと考えたら満足できるのではないでしょうか?
レストランの行列は結構な長さになりついに入場規制も!
並んで入店して正解でした。以前はフェリーのレストランの朝食に行列なんて考えられなかったのですが・・・
食器の返却はセルフサービスです。この返却台、ギャレーから離れた場所にあり、船員さんが都度食器を分別してギャレーに運んでいて作業の動線が不便そうに見受けられました。
早過ぎず遅過ぎず!丁度良い宮崎入港時刻
食後はデッキに出ました。
「フェリーたかちほ」のファンネルはスクラバーという装置が義務付けられたので大型になっています。
金色の鳥のファンネルマークが日本カーフェリーの時代の船を見たことがあるので懐かしいですね。当時は日向細島港がフェリーが発着する港でした。
船名入りの救命浮環は個人的には最高の記念写真スポットです!
穏やかな太平洋!だんだんと宮崎へ近づきます!
寒くなって室内へ入ると案内所でコーヒー販売が!少し前に朝食バイキングで食べた直後であり、不経済で愚かな行為であることは十分に認識してはいましたが、思わず買ってしまいました。
お菓子付きで200円。(本来は朝食を食べない人向きの商品なんだろうな・・・)
宮崎港が見えてきました。タグボートが近付いてきました。
ぐるっと回頭します!
名残惜しいですが、まもなく接岸!
ようこそ宮崎へ!
下船しました!下船時はカードキーの返却は不要、シングルだけ鍵回収をしていました。下船券のスキャンはなしでカウンターで下船人数だけ数えていたみたいです。
南国情緒溢れる宮崎港です!
ターミナルには「美々津丸」の模型がありました。
何故か自宅に残っていた「美々津丸」の船室の写真です。大阪~宮崎で乗った頃なので特等室。川崎~日向航路では1等だった部屋だと思います。
下船後はタクシーで駅へ行くつもりでしたが、待機していなかったためバスで駅まで行きました。
まとめ、大満足の「フェリーたかちほ」
宮崎カーフェリーの新造船「フェリーたかちほ」に乗船することができました。
物流中心の航路ではありますが、以前の船よりも個室が増え、乗客が楽しめる設備も増え、内装もよくなっていると思います。食事の満足度が高くなっているように感じました。
陸路での距離を考慮したら当然なのですが、乗船時間や距離に対して割高感があるので何度も・・・という訳にはいきませんが、新しいフェリーでの船旅は海上が穏やかであったことも幸いしてとても快適でした。
皆さまも宮崎への快適な移動手段として利用してみてはいかがでしょうか?
海幸山幸で青島へに続く