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近鉄特急「伊勢志摩ライナー」とは?
呑み鉄たこちゃんは「しまかぜ」で賢島に着いたあと、約1時間後の「伊勢志摩ライナー」に乗って大阪難波へ戻りました。
伊勢志摩に観光に来た訳ではなく、単純に近鉄特急に乗るのが目的だったので、帰りも「しまかぜ」に乗るよりは車両を分けた方が変化があって楽しいかなと・・・。
「伊勢志摩ライナー」は「しまかぜ」デビュー前は賢島行き特急の看板列車だったので古いけど快適な車両です。
近鉄特急の利用は株主優待券がお得
「しまかぜ」の記事と一部重複しますが、近鉄特急の利用には株主優待券(沿線招待乗車券)がお得です。
1枚で近鉄沿線の片道どこまでも乗れるきっぷで、特急に乗る場合は別に特急券が必要です。賢島~大阪難波間の普通運賃が2350円、伊勢市~大阪難波が1830円なので、今回1枚1500円で入手できたのでお得に利用できました。
オークションや金券ショップ、通販等で入手できます。
伊勢志摩エリアでバス等を利用して観光する場合は近鉄が発売している企画商品の方がお得な場合があるので比較して利用することをお勧めします。
「伊勢神宮参拝きっぷ」は単純往復でも元が取れる場合もあるのですが、前日までの前売り限定という大きな制約があり、通信販売もありますが、遠隔地に住んでいる場合は悪天候等で乗車を中止するような場合に面倒でリスクが高すぎます。
近鉄沿線に住んでいるのでなければ株主優待券の方が使い勝手がいいかと思います。
賢島駅では早めに乗車可能
呑み鉄たこちゃんが乗車したのは14時発の「伊勢志摩ライナー7404列車」。賢島では軽く散策しただけで早めに冷房が効いた待合室に居たので早めにホームへ行きました。
記念写真を撮るならこのロゴマークで!
丁度清掃が終わった感じでほぼ車内は無人でした。
「やったー」気兼ねなく車内の撮影ができる!
車内を紹介!豊富な座席が魅力!
車内を紹介します。
①デラックスシート
2列1列の座席配置でゴージャスな雰囲気!JRならグリーン車といった感じなのですが、デラックス料金は大阪難波から伊勢市や宇治山田までが320円、鳥羽や賢島までが420円とJRのグリーン車と比べてとても安く設定されています。
全席コンセント付きです。
特に混雑時に1人で乗車する場合に1人掛けを指定できれば、相席の心配がないので、払った金額以上の満足度が得られることでしょう!
(シートピッチはレギュラーカーと同じ1050mm)
②レギュラーシート
JRで言うならば普通車指定席です。コンセントは2人に1つなので相席の時はちょっと気を遣って嫌かも知れませんが、2人で乗るなら快適そうな席です。
③サロン席・ツイン席
大阪難波行きは5号車がサロンカーでサロン席とツイン席の2種類が用意されています。人数が揃えばレギュラーシートと同じ特急料金で乗車できます。
サロン席→3~4人で利用可能で相席はありません。
ツイン席→2人でのみ利用可能です。
例えばツイン席を1人とか、サロン席を2人とかで追加料金を払って占有する公式ルールはありません。「あをによし」のツイン席に限って1人で乗る場合に子供1人分の特急券を払えば利用できる特例があります。
サロン席
ツイン席
荷物棚
窓下にあるコンセント、小物を掛けるフック、電動カーテンスイッチ等
④パノラマデッキ
運転席後方が誰でも前方の景色を眺めることができるパノラマデッキになっています。
長居しにくいように椅子はありません。座席を配置するよりこの方が多くの人が楽しめるので良いのではないかと思います。
⑤売店跡
「Sea Side Cafe」と記された、元売店であろうカウンターが残っていますが、現在は「伊勢志摩ライナー」で車内販売の営業はありません。
⑥自動販売機
売店は閉鎖されていますが、ソフトドリンクの自動販売機が営業していました。
他に喫煙室がありましたが、人が居たので撮影は遠慮しました。近鉄特急は最近まで喫煙席が残っており、全席禁煙になってからも喫煙室を残しています。
乗り得なツイン席で快適な乗り鉄!
賢島駅で特急が並ぶ光景は大迫力です。「伊勢志摩ライナー」は赤と黄色があります。今回は赤色でした!
呑み鉄たこちゃんは夫婦でツイン席に乗車しました。
「伊勢志摩ライナー」には車内販売がないので呑み鉄を楽しむためにビールの他に焼酎と氷を駅のコンビニで買って乗車しました。
途中で補給ができないのでペース配分を考えて大切に呑みました!大きなテーブルが便利!コンセントもあるので充電もバッチリ!
行きに乗った「しまかぜ」とは反対側の車窓が楽しめました!
JR東海の線路と並走!
美しい景色
途中の停車駅でパタパタの行先案内
だんだんと街の景色になり
大阪難波に到着!
まとめ、暑い日こそ乗り鉄だ!
行きに乗った「しまかぜ」には及びませんが「伊勢志摩ライナー」で快適に乗り鉄(呑み鉄)を楽しめました。特に車内サービスがない分、ぼーっと景色を眺めながらのんびりできたと思います。
今回乗車したツイン席のあるサロンカー、列車が進むごとに人が増えてきて全てのボックスが埋まってしまいましたが、雑然とした雰囲気はなく、落ち着いて乗車することができました。お子様も含めて乗り合わせた他のお客さん達のマナーが良かったのもあるかと思いますが・・・。
ツイン席のあるサロンカーの1両の定員が36人、デラックスカー1両の定員が39人、厳密に面積を計算した訳ではありませんが、1人辺りの専有面積という観点で考えるとデラックスカーよりも乗り得な車両ではないでしょうか?トイレに行くために隣のレギュラーカーを通過したら「密」な雰囲気で驚いたものです。
猛暑が続いてますが、暑い日に屋外で歩き回って疲れるよりも、冷房が効いた列車でのんびり乗り鉄はいかがでしょうか?