この記事の続きです。
SEA SPICAに乗船!宇品港
出港10分前の8時20分頃、乗船開始!
本当は桟橋にお出迎えのスタッフさんがいましたが、写らないように配慮しています。
船内に入り、まず前方の座席部分です。
最前列から後方へ振り返るとこんな感じです。
座席は窓側が3人席、中央が4人席となっています。中央の4人席は2人+2人という感じです。リクライニングはできません。通路側の人も景色を見やすいように窓側の背もたれを低くして少し窓側へ傾けて配置しているそうです。
設備としては窓側の壁にコンセントが2個、前の席の背もたれにテーブルとドリンクホルダーがありました。正直な話、もし満席で詰められたら窮屈かなぁ・・・?
同じ会社のフェリー「シーパセオ」が多彩な座席でゆったりとした座席だったので、フェリーと高速船でスペースに差があるのは理解できますが座席に関しては定員数を確保したい!という意図が強く伝わってきます。
今回の乗船では窓側がほぼ埋まる程度のゆったりとした乗客数で、2階のデッキ(スピカテラス)にも出れるので快適に過ごす事ができました。
尚、船首側には窓はなく前面展望はできません。代わりにモニターが設置されていて操舵室からの映像や観光案内、航路図が表示されていました。
この点は残念ですが、おそらく他社高速船の事故等を受けての安全対策だと想像するのでやむを得ないと思います。
後方には窓側にボックス席、中央に2人用ソファー席、売店がありました。ここの席も指定座席として使用されるようで、フリースペースではありません。
売店の様子です。精算にSuicaなどの交通系ICカードが使用できたのが便利でした。
売店のメニューです。呑み鉄たこちゃん的には普通のビール(スーパードライ)が販売されていたのが高評価です。
300円ですが、冷たいビールが船内で買えるのは嬉しいです。
売店横に記念写真用の船長制服コスプレ衣装と帽子がありました。感染症の影響があるご時世なので遠慮です。
トイレは女性専用1か所と男女兼用のバリアフリートイレの合計2か所です。
2階へ昇ります。
スピカテラスと名付けられたオープンデッキです。デッキチェアーや中央の椅子は綺麗に清掃されていて気持ちよく座れました。
2階を客席にせず、フリースペースのデッキとしたのは素晴らしいと思います。
船尾側には航跡を眺めながら寛げるデッキチェアーが!この場所は常に人気でなかなか無人になりません!(写真は大久野島停泊中に撮影)
船内の案内図です。
広島港(宇品)を出港!
定刻8時30分、SEA SPICAは広島港を出港しました。
瀬戸内海汽船の社員の方がお見送りしてくれました。旗を振っている人の持つ旗は国際信号旗の「UW」。船で使われる「安全な航海をお祈りします」という意味の世界共通の旗のメッセージです。
こういうのをちゃんと見たいから観光列車や遊覧船の類は始発から終点まで乗りたいものですね。
同じ瀬戸内海汽船の「銀河」からも「UW」でお見送りが!
出港してすぐに「プリンスホテル前」にて乗船する人を迎えました。(予約がないと通過するみたいです。)
呉に向けて出港直後、海上自衛隊の潜水艦と護衛艦と反航、ゆっくり見えるよう減速してくれました。艦船マニアでなくても大興奮?
その後、朝が早かったので広島駅のコンビニで買ってきたものと船内の売店で買った缶ビールで朝食としました。船旅を楽しみながら朝からビールなんて最高です!
9時05分、呉港に到着。ここから乗船する方を迎えてこの日の乗客が全員揃い「SEA SPICA」での船旅が本格的に始まりました。
次回へ続く