JR北海道が札幌圏で除雪の為6日の午前中から運休していますが、呑み鉄たこちゃんも本州からの出張帰りに巻き込まれてしまいました!
早めに情報をキャッチして空港から自宅までのタクシーを予約!
多少の渋滞はありましたが、幸い人の混雑(=密)に巻き込まれることなく帰宅できました。タクシーは金額的には普段利用している快速エアポート指定席に比べて圧倒的に高かったですが、行列に並ぶ時間、密なバスに長時間乗る苦痛と感染リスクを考慮したら、むしろ安いと考えます。予約通りに迎えに来てくれ、安全に自宅まで送って頂いたタクシードライバーさんに感謝でしかありません。
本州の会社へ空港への公共交通機関での移動が困難であるという話をしても「え、バスは動いてるんでしょ?」と話が噛み合いません。(「もうタクシー代は自腹でいいよ!」)テレビでは人権侵害をするような場所で行われているスポーツ大会の報道ばかりで危機感が伝わっていないようです。これが東京の大雪だったらもっと真剣に報道されるのでしょうが・・・
JR北海道のHPに公表されたお知らせにある、お客様からの疑問への回答のPDFファイルが切実すぎです。中の人は半分キレかけているのでは?多分そのうち削除されて見れなくなるのでスクショしました。
おそらく理不尽な苦情が大量に来て現場の人が疲れ果てているというのが伺える内容です。手稲~札幌~空港を優先して除雪って当たり前では?それが「不公平」とか「なにのんびりやってるの?」なんて苦情はもはや言いがかりですね。
今回は災害級の大雪、悪天候による運休なのでJR北海道に文句を言うのは筋違いです。地元新聞社も相変わらずJR北海道を叩いていますが、今回の運休は一連のJR北海道の不祥事とは全く別問題です。現場のJR北海道社員の皆さまは一刻も早く鉄道を走らせようと必死に頑張っている筈です。ただ、合理化で除雪に費やせる予算が少ない、人や設備が足りないのではないでしょうか?
国鉄分割民営化の弊害である!と呑み鉄たこちゃんは考えます。
鉄道は道路と同じ!国民の生活に不可欠なものであることが今回の大雪でクルマ社会である北海道の人たちにもよく理解できたのではないでしょうか?前の知事さんは「JR北海道は自助努力を」なんて無責任な発言をしていましたが、不採算な地域で鉄道の設備、維持をJR北海道という(一応)民間企業だけにやらせるのは無理があります。ましてJR北海道は「過疎」「雪」「青函トンネル」という他のJRにはない大きな負担をさせられています。採算の見込めない地域で必要性のある鉄道(=バスで代替できない輸送量)は道路と同じく公的資金で賄うことを議論していくべきと考えます。自衛隊が雪まつりの雪像を造るのがOKなら、こんな時に除雪を手伝ってもらえないのか?と素人意見ですが・・・
今回の災害級の大雪を期に、鉄道の重要性が認識され、その運営の在り方について議論が深まることを願ってやみません。