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コンパクトなパブリックスペース
「さんふらわあ こばると」は夕方出港、朝入港の便利な夜行ダイヤで運航されており、豪華な雰囲気ではありませんが、1泊するには十分な設備があります。パブリックスペースを紹介します。
案内所前の階段を上げると右舷側にプロムナード、ラウンジのスペースが広がります。寝るだけの夜行便である「さんふらわあ こばると」で数少ない、部屋を離れてくつろげるフリースペースです。感染症の影響で席の数が少なくなっている印象でした。
ラウンジの壁には関西汽船の古い船の写真が掲示されています。社名が「フェリーさんふらわあ」になっても関西汽船の伝統を守りたいという強い意志を感じます。
ただ、この場所、キッズコーナーの壁にあるので大人が長々と見るのは気まずさを感じますね。
後から増設したって感じですが、机と椅子、コンセントのスペースがあり、個室でなくても持参したパソコン等が利用できそうです。
マッサージチェアや電子レンジもありました。
緊急事態宣言中のため自販機でのアルコール販売停止、公共のスペースで飲酒を自粛するように掲示物がありました。
500の本物のビールが310円、発泡酒が250円のようでした。今回は販売停止なので持ち込みしましたが、呑み鉄たこちゃんは多少高くても船内の営業を利用して売り上げに貢献したいと考えています。
もちろん大浴場も完備しています。呑み鉄たこちゃんは共同浴場を極力避けています。今回はデラックスシングルなので部屋のユニットバスを利用しました。
時間帯による混雑予想と、当日の乗船客数の掲示がありました。乗船客50名なら意外に乗ってる?大部分がトラックドライバーさんだと思います。
物流を支えるために各地を飛び回るドライバーさん達に感謝しましょう!
売店は意外とコンパクトな印象でした。緊急事態宣言中だったので酒類の販売は停止されていました。一般のお客さんが少ないからか、お土産の類の在庫は少ない感じでした。
こちらは案内所付近にある記念写真コーナーです。
デラックスやファースト区画の船首側にカーテンの中から船首側の景色を望める窓がありました。
もう少し広いスペースを取ってソファーを置けば展望ラウンジのように使えたか?と思いますが、あまり大きな船ではないため部屋を増やす方を優先して設計されたのだと思います。
船が好きな人には常識なのですが、船首側の窓を夜間開けっ放しにすると室内の光が漏れ、操舵室から前方を監視しにくくなり安全運航の妨げとなります。
特に瀬戸内海は船舶の航行が多い海域!夜間に覗く場合は室内の光が漏れないように注意しましょう。
レストランと食事については後で紹介します。
夕暮れの大阪南港を出港!
「さんふらわあ こばると」は19時05分、大阪南港を出港しました。船が離れる時には地上係員の方達がライトを振ってお見送りをしてくれました。
レストランはバイキングを中止、セットメニューで営業!
「さんふらわあ こばると」が大阪南港を出港、港外へ出たところでレストランへ夕食を買いに行きました。
フェリーさんふらわあのレストランは平時はバイキングなのですが、感染症の影響で使い捨て容器によるセットメニューのみの販売(これを世間ではお弁当とも呼ぶ?)となっていました。
以前の緊急事態宣言中は営業を中止していましたが、バイキングをやめて再開しています。メニューは2種類です。ご飯は白飯か鶏めし、スープはコンソメスープか味噌汁が選択できました。メニューは2種類なのですが、さんふらわあ各船ごとに異なるメニューとなっているようです。
入口でお姉さんに希望メニューを伝えて代金を食券の自動販売機で支払いました。レストランで食べるか部屋にテイクアウトするかを聞かれ、レストランで食べる場合は飲酒不可との説明を受けました。
飲酒したいのでテイクアウトを選択、テーブル席で待つように指示され、持ち帰りしやすいよう、袋に入れて渡して頂きました。
レストランの一部の席はネットを張って閉鎖しており、テーブルにはアクリル板が設置されていました。
部屋にテイクアウトしたセットメニューがこちら。呑み鉄たこちゃんは夫婦でA定食とB定食を注文しました。
セットメニューというよりまさにお弁当という雰囲気ですが、ぶっちゃけバイキングで2000円払うよりも1000円でこのお弁当の方が満足度が高いと思いました。
実はコンビニで他にサラダ等を買っていたのですが、このお弁当だけで十分に満足できたと思います。
お部屋で持ち込んだビールとともにお弁当を楽しんでいたら、いつの間にか明石海峡大橋を過ぎていました。写真は撮り損ねました。
大阪湾では強風で軽く揺れていましたが、明石海峡を抜けて播磨灘に入ると穏やかになり、翌日は色々と多忙な用事があるので早めに就寝しました。
次回へ続く