えきねっとの’きっぷ’は乗車当日まで受け取り可能!
えきねっとで予約をすると乗車前日の朝8時頃に早めに紙のきっぷを受け取るようにメールが届きます。
’お申込みいただいた列車のご乗車日が明日となりました。
ご乗車日当日までお受取りが可能ですが、窓口等が混雑する場合がございますので、余裕をもってお受取りください。’
新幹線eチケットや在来線の「成田エクスプレス」など首都圏の一部のチケットレスサービスを除いて紙のきっぷを受け取ってから乗車する必要があります。
しかし、ちょっと待った!
えきねっとで予約したきっぷは、余裕をもって受け取ってはいけません!
紙のきっぷを受け取るとデメリットしかない!
紙のきっぷを受け取る前と受け取ってしまった後の、変更や払い戻しのルールが大きく異なるんです!簡単に整理しました。
①正規の特急券や指定席券の場合
(A)紙のきっぷ受け取り前の場合
JR東日本、JR北海道、北陸新幹線完結の列車なら「えきねっと」特典が適用され、発車6分前までなら「えきねっと」で何度でも変更が自由、払い戻しの場合でも1席320円の手数料ですみます。
(B)紙のきっぷ受け取り後の場合
紙のきっぷを受け取ってしまった後は「えきねっと」特典は適用できず、ネット上での操作はできなくなり、変更や払い戻しは駅の「みどりの窓口」でしか対応できなくなります。変更は1回まで、払い戻しは2日前まで340円、前日以降は30%となり非常に不利になります。
・詳しくは下記リンクを参照してください。
②トクだ値の場合
(A)紙のきっぷ受け取り前の場合
正規の特急券、指定席券の場合と同様、JR東日本、JR北海道、北陸新幹線完結の列車なら「えきねっと」特典が適用され、発車6分前までなら「えきねっと」で何度でも変更が自由、払い戻しの場合でも1席320円の手数料ですみます。「トクだ値」で予約した列車から「正規の特急券」への変更も可能なので自由度が高いです!
(B)紙のきっぷ受け取り後の場合
一旦紙のきっぷを受け取ってしまうと変更は一切できなくなります!
払い戻しの場合は「トクだ値」の割引率と同じ率の払戻手数料が課せられるんです!
せっかく「トクだ値」で50%割引で予約していても、紙のきっぷを受け取った後に何らかの事情でキャンセルする場合、50%しか返ってこない!紙のきっぷを受け取り前ならたったの320円なのに!これはリスクが高いです!
トクだ値を受け取り後、指定の列車に乗り遅れた場合、乗車券部分のみ有効で特急券は無効、新たに正規の特急券を買って乗車する必要があります。(正規の特急券だと当日中の自由席に乗れる救済がありますが、トクだ値はできません。)
まとめ、えきねっとの予約は乗車直前まで受け取らない!
えきねっとの予約は紙のきっぷを受け取ることによって激しく不利な条件が課されます。ご自身では必ず乗車する意思があっても急用ができて乗車できなくなったり、JR駅へ向かうバスや私鉄が遅延して乗れない場合も考えられます。何があるかわかりませんので、えきねっとの予約、特に「トクだ値」の場合は乗車当日に乗車前に紙のきっぷを受け取るのが鉄則です。ただし、あまりギリギリすぎると駅の窓口や指定席自動券売機が混雑している場合もあるので、この点には注意が必要です。
JR他社のきっぷは要注意!
ただし、えきねっとを最大限活用できるのはJR東日本、JR北海道、北陸新幹線の範囲で完結する予約です。JR西日本やJR東海などの他社のきっぷはえきねっとで予約するとJR東日本、JR北海道、北陸新幹線周辺駅でないと紙のきっぷを受け取れないので、他社の駅から乗車する場合は前記のエリア内で早めに受け取るしかなくデメリットしかありません。他社の予約は他社のサイトで行うか、駅の窓口で行うようにしましょう。
次回は「えきねっとキャンセル裏技」です。