頻繁な機材変更に注意!航空会社都合による座席変更へは誠意ある対応を!

飛行機とホテルのパック商品をネット系旅行会社で手配していたら航空会社側から機材変更、座席を変更された。

パック商品を利用したことがある方は理解できると思うが、航空便を選択する際、人気のある便は旅行代金が高くなる。感染リスクの高い他人と密着しての相席を避けるため、夫婦で相席にならないよう、多少高くなり希望の時間帯より少しずれるが2人掛けの座席が多い機材の便を選択して予約した。競合航空会社ではほぼ同じ時間帯に最新鋭の機材で且つパック商品の旅行代金も安くて乗ってみたい気もしたが、3人掛けばかりの機材で混雑しそうな時間帯だったので、「安心」を重視して古い機材だが便を選択したつもりだ。

ところがその数日後にネット系旅行会社から座席変更のメールが届き、機材が大型化され3人掛けの窓側と中央に勝手に変更されていた。相席を避けたくてわざわざ2人掛けを指定できる便を選択したのに相席の可能性が高い3人掛けに変更されるのは納得し難い。後方に少しだけ2人掛けの座席がある機材であったが、航空会社サイトでは指定できず、その一帯が全て×印。航空会社に電話して相談したが「申し訳ありません。」と謝るだけで便変更やキャンセルには応じてもらえず。指定できないようにブロックされていると思った後方の×印は団体がいるので指定済との事。航空会社側で指定させずに確保している座席が新たに開放される日にちと時間を教えてくれたが、ほぼ相手にしてもらえなかった。

その翌日、航空会社サイトで座席表を確認すると前日電話したときは団体がいるので×だらけだった筈の後方席が指定できるようになってはいたが、2人掛けの座席はおひとり様が窓側を指定していたので2人では指定できなかった。深夜か早朝に開放があったのだろう、気付いたのが遅かったようだ。団体で指定済は嘘だったようだ。

以前、当ブログにも書いたが3人掛けでできるだけ相席を避けるコツとして、敢えて中央を空けて窓側と通路側で指定し直して暇さえあれば座席表を確認する毎日を続けていたが、前方席からどんどん混雑してきて中央席も埋まってきて、指定していた後方へ迫ってきた。多分搭乗当日には満席になると予想してストレスを感じていた。できることなら搭乗をキャンセルしたい、フェリーと新幹線の移動に切り替えたいが旅行会社のパック商品なので高額なキャンセル料がかかる。誰かが2人掛けをキャンセルするか、直前に開放されるという席の確保に賭けるしかない ので毎日何度も座席表の確認を続けていた。

搭乗数日前に異変が起きた。再度機材変更が行われ、さらに大型の機材に変更されたのだ。ネット系旅行会社からの連絡ではなく、毎日何度も座席を確認していたため機材変更が行われた直後に自分で航空会社サイトで見つけたのだ。3人掛けの窓側と(中央を飛ばして)「通路側」で離して指定していたのに3人掛けの窓側と「中央」で詰めて指定されていた。混雑便で人気の通路側を強制的に空けたいのだろうか?わざわざ元の座席の属性変えてきて嫌がらせか?

その機材なら後方にある程度の数の2人掛けの座席が存在するので変更できるかも知れない。ところが航空会社サイトの座席表からは「お取り扱いできません」のエラーが。すぐに航空会社へ電話したところ、幸い待ち時間なしで繋がり、座席指定できるように操作してくれ、無事に2人掛けを指定することができた。

コロナ禍で他人と少しでもソーシャルディスタンスを保つため、わざわざ高い便を予約して「安心」を買ったつもりなのに、どうしてこんな苦労をしなければならないのか。それでも結果としてたまたま再度の機材変更があり、すぐに察知して運よく2人掛けを指定できたから良かったが、数時間後には2人掛けは塞がっていた。もし2人掛けを指定できずに相席で「密」にされていたかも?と考えるとぞっとする。

航空会社は機内の空気は入れ替わるので安心と謳って満席、詰め込みを正当化しているようだが、いくら換気しようとただでさえ狭い飛行機の座席で長時間他人と密着した相席が安全である訳がない。できることなら避けたいのが人情だ。そのくせ空港や機内でソーシャルディスタンスという単語を連発している「矛盾」には憤りすら感じる。

機材変更による座席変更は急な整備等、安全上の都合でやむを得ない場合もあろうかと思うが、客が少ないから小型化して詰め込もうとか、需要が多そうだから大型化して詰め込もうという理由で安易に機材変更、座席変更されてはかなわない。やむを得ない機材変更であっても座席の条件が悪くなる場合は他の便への変更や無料キャンセルに応じてほしいし、我慢して搭乗する場合でも系列空港売店のクーポン券配布等、何らかの補償が必要ではないかと考える。言い方は悪いかも知れないが、魅力的な座席で予約させておき、勝手に機材変更、座席変更の可能性を予告しているので納得できないキャンセルはお客様都合で高額なキャンセル料が必要だというのは「騙された」と感じる。豪華なおせち料理を写真で通信販売、料理の内容は多少変更する場合がありますと断っておき、実際に宅配されてみたらスカスカでひどい内容だったという事件と何ら変わらない。ネットで「機材変更、キャンセル」等で検索してみると、国際線で最新鋭のビジネスクラスが古い座席に変更されたり、エコノミー席でも窓側や通路側の座席が中央に変更されても便の変更や無料キャンセルに応じてもらえない例もあるそうで、これが航空会社側の「常識」であるらしい。

大手航空会社は台風や暴風雪等の悪天候時や公共交通機関の遅れによる乗り遅れの場合はかなりルーズで旅客側有利な変更やキャンセル無料の特別対応を行ってくれるのだが、航空会社都合による機材変更でなぜここまで厳しい対応を取るのか理解に苦しむ。悪天候同様に旅客側の立場にたった誠意ある特別対応を取るべきと考える。

コロナ禍の今日、航空会社は目先の売上げよりも「安心」を売る必要があるのではないか。機内はいつも「密」だというイメージが広がれば出張は仕方ないにしても観光客や帰省客は飛行機による移動を敬遠してしまうだろう。機内全てでソーシャルディスタンスを考慮していては収益に響くというなら、機内の一部の3人掛けの席で中央を空席とする料金を設定して両側の旅客から5千円ずつぐらい徴収したら案外ニーズがあるのではないかと思う。1人で2席使用する場合の特別旅客料金11500円を両側の2人で負担するイメージで。欧州では3人掛けの中央を空けるだけでビジネスクラスとして販売されている。中央も販売して乗せる方が一時的な売り上げは増えるかも知れないが、詰め込まれない、密にならないという「安心」があれば積極的に飛行機を利用しようという動機になり得る。

今回の一件はコロナ禍において飛行機による移動は最小限にしようと考えさせられる十分な動機となった。せっかく条件の良い座席を指定できても航空会社都合でコロコロ変えられて不利になっても救済なし!実際に搭乗して着席するその瞬間まで油断してはならないのである。飛行機に乗る場合はどんな不利な座席に勝手に変更されようとも許容できる寛大な心の持ち主でなければならないようだ。北海道からだと飛行機に乗らないのは移動が難しい場合もあるが、今後は選択できるのなら列車やフェリーでの移動を積極的に選びたいと考える。

※長文を最後までお読み頂きありがとうございました。