野母商船「太古」とは?
呑み鉄たこちゃんは福江から、朝10時10分発、博多行きのフェリー、野母商船(のもしょうせんと読みます。)「太古」に乗船しました。
「太古」は1596トンと、小型の離島航路フェリーながら、とても豪華なフェリーとして有名で、博多から五島へ向かう下り便は深夜出港して現地に朝到着する利便性の高い夜行便、折り返しの上り便は昼間の島々の景色を眺めながらの航海を楽しめます。
今回は上りの昼便を利用しました。
売店が充実!福江港ターミナル
福江港のターミナルは売店や食堂、うどん屋さんなど、離島のターミナルとしては立派すぎるものでした。
売店でもお弁当やビール等の販売はありましたが、呑み鉄たこちゃんは近所のスーパーでお惣菜と弁当を買って乗船しました。
離島へ行ったときはスーパーを見るのが楽しみだったりします。
エレナFC福江店│店舗・チラシ情報│長崎・佐賀のスーパーマーケットエレナ
ビールは多少割高かも知れませんが、冷蔵庫のない部屋を利用するので船内で買うことにしました。
すぐ近くにドラッグストアーがあり、マスクや消毒液が豊富に揃っていたりしました。
ツインの個室を紹介します!
予約方法に関してはインターネット予約が可能ですが、予約後1週間以内の購入期限があるようなので、乗船日1週間を切ってから電話予約したら、事前の購入や入金は必要なく、当日窓口で予約番号を伝えて購入できました。
購入や入金なしの方がリスクが低いのですが、下りの夜行便の場合は早めに予約したほうがいいかも知れません。
離島航路、特に島から乗船する場合は現金のみという場合が見受けられますが、ここでは普通にクレジットカードが使えました。
乗船開始は出港10分前の10時からとややギリギリな感じでしたが乗客が少ないので十分かと。
利用したのは「ツイン」という名称の個室です。
お部屋は2人定員。名前はツインなのですが、ベッドのツインルームではなく畳敷き風かカーペット敷きのお部屋にマットを敷いて寝る個室です。
寝具はマット、枕、毛布、シーツ1枚、枕カバーが2セット用意されていました。
室内にはテレビがあり、テレビの下の戸棚を開けると小さなちゃぶ台が収納されていました。玄関の部分にはスリッパやごみ箱、ティッシュ、船内や景色を紹介したクリアファイルがありました。
また、空調管理が個室で自由に設定できるのはポイント高かったです。
2人で寝具を広げてテーブルを置くと一杯な感じで、はっきり言って「狭い!」のですが離島航路のフェリーで最小限のプライバシーを確保できる個室としてとてもよくできていると感心しました。
ツインには今回利用した畳敷き風のお部屋の他、カーペット敷きのお部屋があります。呑み鉄たこちゃんは畳敷き風の方が消毒などの自己清掃がしやすいと考えて船内で船員さんに希望したところ、大変気持ちよく対応して頂きました。
電話やネット等、予約段階での部屋指定はできないとの事です。
特徴的な太古の運賃・料金、上り便はお得!
野母商船の運賃、料金は少し特徴的で、乗船券だけだとスタンダード(大部屋のいわゆる2等船室)に乗船でき、個室券を別に買って個室を利用します。鉄道の乗車券、グリーン券のような感覚だと思います。
福江→博多の乗船券が1人4930円、個室券がツインで1部屋2600円追加になります。個室券は1人で利用しても2人で利用しても同額です。
野母商船HPによれば定員以上で入室も可ですが寝具は定員分しか用意しないとの事です。
個室券は博多発の下り便と福江発の上り便では値段が異なり、下りだとツインの場合5200円の個室券が上りだと2600円となり半額になります。
下りの夜行便のほうが個室ニーズが高いから故の価格設定だとは思いますが、約8時間の航海時間の個室料としては破格の安さだと思います。
個室の他にグリーン寝台が1人2200円、グリーン和室が1人1500円追加で販売されていますが、こちらは上り便でも同額です。上り便ではツインの個室のお得感が際立ちます。グリーン寝台1人分の値段にプラスαで鍵付きの個室を利用できますから。
おまけ!スイートの室内と専用デッキ
呑み鉄たこちゃんが前回、博多からの夜行便で利用した「スイート」です。シャワー、トイレ完備で、専用のデッキがあり、船首方向の景色が見れる素敵なお部屋でした。
お部屋をチェックしていたらすぐに福江出港です。
次回は船内設備を紹介します。