こちらの記事の続きです。
「フェリーとしま2」の船内(客室編)
公式サイトを見てもほとんど情報がない、「フェリーとしま2」の客室を解説します。
1 等
1等は2部屋あり、左舷側が2段ベッドの4人部屋のA室、右舷側がツインベッドのB室と2室しかありません。
私たちが利用したのは右舷側のB室でした。電話予約では予約開始直後に電話して「ツインの方」とリクエストしました。
料金は2等運賃にプラス1部屋18000円でした。(区間、人数に関係なく一律)私達のように2人で鹿児島~名瀬間だと割安に感じます。
- ベッドに転落防止の柵が付いているのが特徴的です。
- 土足禁止との事で、室内に靴箱があり、スリッパが備えられていました。どこまでが土足でどこからが土禁なのかの境界が不明でした。
- 室内にシャワー、トイレが完備されていますが、歯ブラシやバスタオル等のアメニティーが皆無なのが民間のフェリーと大きく異なります。
- 空の冷蔵庫がありました。
- 毛布は船伝統の花毛布が折られていました。
- 清掃状態が微妙でした。(特にトイレ)
- 4人部屋の方は他の方が使っていたようで、詳細はわかりませんでした。
- 村の行事等で関係者用にブロックされて予約できない場合があるようです。
指定寝台
室内は土足厳禁で、靴を脱いで入ります。寝台にはコンセントがあります。枕、毛布、シーツがあります。
島に工事等のお仕事で行く人が多く利用していた印象でした。
1等、指定寝台の通路の様子です。(指定寝台の室内が土足禁止なので客の靴が通路にあります。)
2 等
昔ながらの2等船室の雰囲気ですが、頭の所に仕切りがあるので寝顔が密接しないので気まずさを軽減してくれます。各席にコンセント完備です。
多目的室
75歳以上、障がい者、要介護者のいずれかに該当する人の席との事です。
鹿児島の窓口の掲示によれば女性専用室として開放しているとの事です。女性室なので室内の撮影は控えました。
ハシゴではなく階段式の2段ベッドです。2等運賃で乗れるのでしょうか?あまり一般に知られたくないのかも知れません。
現代の新造船の割には個室がほとんどなく、一般の観光客が相部屋前提で乗船して楽しむのはちょっと辛い面もあるかなぁ・・・という印象です。
以上、「フェリーとしま2」の客室を紹介しました。
船内サービス編へ続きます。